趣味のみぞ語るセカイ

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【レビュー】ランウェイで笑って 上巻

 個人的に今期最注目のアニメ。

 

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 今回取り上げるのは猪ノ谷言葉氏原作の「ランウェイで笑って」。以前注目コミックの筆頭として紹介した漫画のアニメ化作品である。コミックの紹介記事は以下から。

 

chitashindoh.hatenablog.com

 

 原作を追いかけている私にとってみては、この作品のアニメ化は待ちに待ったものであった。これでこの作品の知名度は爆発的に上がる。ストーリーはこの上なく良いのだ。アニメ化が失敗するわけがない。

 

 待ちに待ったアニメの放映。私は毎週食い入るように画面に見入っていた。しかし、何というか、アニメを見た感想としては「物足りない」というのが率直な感想であった。原作厨として期待値が高すぎたというのもある。しかしそれ以上に、このアニメは、展開が早すぎるのである。このシーンは見たかった。このシーンをカットしてしまったのかというのが随所に見られる。アニメスタートの人から見れば違和感は少ないだろうが、原作派の人々から見てみると、描写してほしいところを時間の都合でカットしているために、話がすごく薄っぺらく感じてしまう。

 

 そんな中注目したのは「ランウェイで笑って」のBlu-rayのCMにてしきりに告知されていた「完全ノーカット版」という文言である。収録分数の情報を見る限り、単純計算で一話あたり3~4分くらい追加カットがあるように思われる。これは期待するしかない。

 

 実際にBlu-rayを見てみると、大部分がアニメでカットした原作のシーンを追加したというよりも、カットした部分を補填するためにアニメオリジナルのシーンを追加したという印象が強い。当然ながらテレビ放映版よりもゆったりとした時間軸の流れになったように感じられはするのだが、それでも急ぎ足の感はぬぐえない。

 

 アニメを見てこの作品が良いなと思った人は、まずBlu-ray版に進んでほしい。そしてやはり、原作は絶対に見た方がよい。アニメで急ぎ足に感じた部分に関しては、全て原作が補完してくれるだろう。

 少し物足りない部分はあったものの、この作品が良作であることには違いない。是非この作品を見てほしいと思う。