趣味のみぞ語るセカイ

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【レビュー】涼宮ハルヒの直観(谷川流)

 涼宮ハルヒが帰ってきた。

 

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 今回取り上げるのは言わずと知れた名作ライトノベルの最新作、「涼宮ハルヒの直観」。涼宮ハルヒシリーズ9年ぶりの新作である。

 

 今作に関しては書き下ろし一編を含んだ全三編の短編集である。全体的にミステリテイストの強い作品に感じられるのは書き下ろしの「鶴屋さんの挑戦」があるからか。まあページ数の75%をこの短編(もはや短編の文量ではない)が占めているのだから仕方ないといえばそうだが。

 

 個人的に好きだったのは「七不思議オーバータイム」である。内容としてはハルヒを除くSOS団の面々で北高の七不思議を考案するというものである。この短編からは昔ながらのハルヒらしさが感じられたので、往年のハルヒファンからしてみればこの作品が一番好きな人も多いのではないだろうか。

 

 今回の短編集はシリーズの他作品とはそれほど関連が見られないシリーズであった。ハルヒファンからしてみればやはり本来の流れと関わりのある作品を期待していただけに、少し残念ではある。谷川氏のあとがきを信じるならばまだハルヒシリーズの続きが拝めそうなものだが、果たしてそれはいつになるのだろうか…

 

 昔からのハルヒファンもここから入った新規ハルヒファンも、次回作が出るまで既存の作品を読み直して待ってほしいものである。