趣味のみぞ語るセカイ

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【博物館】特別展「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」

 コロナ下での美術館は天国かもしれぬ。

 

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 およそ半年ぶりの博物館・美術館鑑賞は国立西洋美術館で開催されている「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」である。コロナ下で美術館がどう変わったのかを含めてじっくりと見てきた。

 

 今回は新型コロナの影響もあり、日付時間指定のある特別展になっている。今回は招待券を所持していたため、日付指定券を足すか会場で少し待つかのどちらかを選択しなければならないのだが、混雑はそれほどしていないという公式ツイッターの情報と金は少しでも安く抑えたいということもあり、会場で待つことにした。

 

 会場で待つ時間は10分もなく、わりとすぐに入ることができた。展示会自体はそこそこの賑わいを見せていたのだが、会場内はそんなに混雑した様子もなく、一つ一つの作品をしっかりと見ることができた。

 

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 地下エントランスのタペストリー。これを見るとやはり一度は現地に赴きたいという気持ちにはなるが、ロンドンか…という躊躇も。やはり、遠い。

 

 展示飲み物としてはやはりゴッホの「ひまわり」やモネの「睡蓮の池」であろう。だが、それ以外でも、図録の表紙としても採用されているクリヴェッリの「聖エミディウスを伴う受胎告知」や、コンスタブルの「コルオートン・ホールのレノルズ記念碑」、クロード・ロランの「海港」などが非常に印象に残っている。

 

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 今回の図録。個人的には「受胎告知」版の表紙も非常に気になったのだが、やはり今回の展示会の目玉はこの「ひまわり」なので、こちらのバージョンを購入。これからじっくりと読み込むことにしよう。

 

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 今回から美術展ではお土産を買うことに。複製画とかなり迷ったのだが、1点あたり3800円であり、今回は好きな絵も多かったのでやむをえず1枚150円のポストカードを購入。額縁でも買ってトイレ等に飾っておくとしよう。

 

 今回、個人的には新型コロナ以降で初めて特別展に赴いた。美術館では時間指定での入場の他、アルコール消毒やサーモグラフィーを用いての検温など、最低限の対策がなされているように感じた。個人的に一番好ましかったのは、時間指定での入場であるため、それほど混雑せずに全ての絵画を鑑賞することができた点である。当然ながら美術館側にとっては多くの客を入れるに越したことはないだろうが、客としては周りに客がいない方がゆっくり鑑賞できて本当にうれしい。当然以前までのような賑わいが戻ってきてほしいと思いつつ、ふとこのような環境も悪くないと気持ちが揺らいでしまう至福のひと時であった。