趣味のみぞ語るセカイ

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【企画】家にあるアニメ作品を全部見直してみる16 レビュー「花咲くいろは」

 輝きたい全ての人々に贈る。

 

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 今回の作品は「花咲くいろは」。

 P.A.WORKS初の完全オリジナル作品にしてお仕事シリーズの第1弾である。

 内容はというと、夜逃げせざるを得なくなった主人公の松前緒花は祖母の四十万スイを頼り、湯乃鷺温泉街にある喜翆荘にて仲居として働くことになるというものである。

 

 ポイントとしてはやはり「P.A.らしさ」が挙げられる。P.A.WORKS作品にはよく見られる流れなのだが、色々なことを計画していてことが上手く好転していきそうでも、最終的には思い通りに行かないということがよくある。アニメだから思い通りに話を進めても良さそうなものだが、リアルな落としどころへ持っていくのがどこまでもP.A.らしく感じられる。そしてその「P.A.らしさ」はおそらくこの作品から生じたのだろう。

 

 もう一点、この作品のポイントはというと、随所に出てくる「nano.RIPE」楽曲の良さであろう。私は1期のOPである「ハナノイロ」でnano.RIPEを知り、ドハマりした。この疾走感あふれる気持ち良い曲は「花咲くいろは」の世界観にピッタリであるし、他の曲もことごとく良い。個人的には「夢路」と「ハイリープ」が好み。

 少し話は逸れてしまうけれど、今年のランティス祭りのnano.RIPEは本当に良かった。マイクテストで「ハナノイロ」と「リアルワールド」をワンコーラスだけでも歌ってくれたのは本当にぶち上がった。ランティス祭り2日目のMVPは間違いなくnano.RIPEである。

 

 まとめよう。

 仲居仕事を通して色々なことを学び、旅館業に対する姿勢や考え方が変わっていく緒花はもちろん、さまざまな壁にぶつかり、乗り越えていく喜翆荘のメンバーの活躍を、ぜひ映像で追いかけてほしい。