【レビュー】俺の妹がこんなに可愛いわけがない15 黒猫if 上(伏見つかさ)
あやせよりは黒猫派(本命は地味子麻奈実)。
今回取り上げるのは『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の15巻にして、黒猫ルートの上巻である。
以前取り上げたあやせルートはゲームシナリオのリライトであり、今回もそうであることを予想していたのだが、読んでみるとどうも既視感のわかない展開である。どうやら黒猫ルート上巻は書き下ろしであるようで、そうなると楽しみも倍増である。
展開としては京介と黒猫の所属するゲー研が島へ合宿に行くというある種王道展開である。しかしここからが少し王道とはずれ、島で未来から来たという悠と出会うところから、悠を未来へ帰すという展開を見せる。結果がどうなるかは読んでのお楽しみで。
見どころとしては言わずもがな悠の正体であろう。最初からあらかた予想はつくのだが、終盤にはある程度誰でも察せる形で正体が明かされる。本当に、悠が実際に生活している未来の光景も目にしたいものである。
それにしても最近、『四畳半タイムマシンブルース』といい、やたらとタイムスリップ物を目にするが、やはり未来人が過去へ来るという展開はとても面白いものである。みなさんもぜひ一度ご覧あれ。
リンク