これぞCGアニメの最前線。
今回取り上げるのは市川春子氏原作のアニメ、「宝石の国」。フルCGアニメーションで制作された作品であり、アニメ制作会社オレンジの初の単独元請け作品である。
市川春子氏の作品といえば、『虫と歌』や『25時のバカンス』などの短編集が高い評価を受けており、この『宝石の国』は初めての連載作品である。
内容を説明するのはかなり難しい。物語の背景にはまだ謎の要素が多く、そもそもからしてどんな世界観であるのかということすら正確には把握できない。メインで描かれるのは宝石たちと月から来て宝石をさらっていこうとする月人との戦いである。
見どころはそのCGのクオリティの高さである。とりわけ戦闘シーンの描写は驚嘆に値する。あんなにヌルヌル動くフルCGの作品は他に知らない。しかも、そんな予算のかかりそうな作品を深夜アニメで平然とやってのけるところがこの作品は凄いのである。
私自身久々に見直してみたが、一気に全話見直してしまった。そして近年で1,2を争う個人的に気になる作品である。2期が絶対に見たいのだが、未だに作られないのは原作ストックが原作であると信じたい。
ぜひ、みなさんも一度見てフルCGのクオリティの高さに驚くと良い。
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