【レビュー】smile(諸星すみれ)
諸星すみれの歌手デビュー作。
今年20歳になったばかりの声優・諸星すみれのデビューミニアルバム「smile」を取り上げる。
彼女を知ったのは『鋼の錬金術師』の「ニーナ」でか。劇団ひまわりの所属だけにイメージよりも随分と芸歴が長い。
1.はじまれ
2.真っ白(「本好きの下克上」OP)
3.Beautiful Flower
4.アスファルト
5.初めての主役
6.足りない音はキミの声
7.青い関係
全体を通してミディアムテンポの曲が多い印象を受ける。それよりも驚きはこんな声が出せるのかということである。地声というか、いつも聞く声はわりと高めのイメージがあるのだが、歌を歌うとなるとこの声質になるのだろうか。いずれにせよ、歌の声だけ聞いたら彼女だとは分からないと思う。
個人的に好きなのはトラック1の「はじまれ」と5の「初めての主役」だろうか。
トラック1の「はじまれ」はこのアルバムの最初のトラックということもあり、これからすべてが「はじま」ることをイメージさせる壮大な音楽が聴いていて何とも心地よい。
トラック5の「初めての主役」はHoneyWorksが作詞作曲を担当していることもあり、ハニワ節がっつりのストレートなラブソングである。個人的にはこういう方面の曲が大好物なので今後もこういう曲を歌ってくれないかと願うばかりである。
20歳という年齢でありながらも、歌唱力の高さは間違いない。ぜひこの後も声優として、歌手として一線級で活躍を続けてほしい人物である。
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