趣味のみぞ語るセカイ

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【企画】家にあるアニメ作品を全部見直してみる10 レビュー「とある飛空士への恋歌」

 今度の空には、仲間がいる。

 

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 前回の「とある飛空士への追憶」から続いて、今回は2作目の「恋歌」である。テレビシリーズということもあり、原作が5巻まで続いたということもあり、個人的には「追憶」よりも好きな作品である。

 

 内容はというと、「空の果て」を見つけるというイスラ計画に参加するカドケス高等学校飛空科の生徒たちを中心に描かれる青春ストーリーである。物語の中心には「風の革命」で身分や名前など、あらゆるものを奪われたカルエルと「風の革命」運動の中心であったが、風を操る能力を失ってからは傀儡として上に操られているクレアの二人の恋がある。この恋もかなり特殊でお互いに二つの名前を持ち、そしてそれぞれの本当の身分を隠して飛空科の学生として向き合っているが故の恋心である。この恋がどう転がっていくかは本編で。

 

 「恋歌」は「追憶」と打って変わって登場人物がかなり多い。主にカドケス高等学校飛空科の関係者なのだが、皆それぞれ魅力的な人物である。

 特にミツオとチハルのコンビはたまらない。サブキャラ好きの私からしてみればこんなに魅力的なカップルは他にないだろう。とりわけ、7話と最終話の2人のエピソードは本当にやりきれない気持ちになった。

 

 本作でもう1つ注目すべき点が他でもない「アリーメン」である。かつていろいろなアニメでいろいろな料理が登場したが、アリーメンが実際食べてみたい料理断トツトップである。アリエルが実在していて、どこかでラーメンを作っていないだろうか・・・

 

 話が少し逸れてしまったが、「恋歌」には随所に名場面が存在し、1クールでありながら非常に満足度の高い作品になっている。是非、飛空科の一員として彼らの冒険を一緒に追いかけてほしい。